東京都新宿区のWeb制作会社 - ウェブラボ株式会社

ウェブラボ代表の山浦が、
Web担当者・経営者・起業家に向けて配信するコラム

Webを集客に活用したい人のための
Webサイト・マネジメント術

最新のトピックや実務家ならではの身近なちょっとした疑問に回答しています。

スマホで変わる主婦向けのインターネットマーケティング

2014.07.25

スマートフォンの普及

質問主婦向けのスクールを運営しています。
今は雑誌などの紙媒体などを使って集客していますが、今後はインターネットも使って集客したいと思っています。どうすれば良いですか?

回答主婦や学生、シニアは、どちらかと言うとインターネットマーケティングが難しいターゲットと言われてきました。なぜなら、自分専用のPC端末を持っていない人が多い層だからです。
しかし、ここへ来て状況が変わってきました。それは…

スマートフォンの普及です。これまで、一家に一台、PCはあるものの、それを主に使うのはご主人がほとんど、という家庭が少なくありませんでした。

ゆえに、ネットマーケティングは、男性や単身者に比べて、主婦や学生、シニアへのリーチを苦手としていました。

しかし最近、格安スマホの台頭などにより、これまで月額費用が高くて購入を控えてきた主婦や学生、シニア層もスマートフォンを持つようになってきました。

参考)「格安スマホ」二極化の兆しイオンさらに低価格化、高品質のアマゾンなど
http://www.sankeibiz.jp/business/news/140725/bsj1407250500002-n1.htm

今年4月、ニールセンという調査会社が、今のペースで行けば、2014年10月頃に、ネットユーザーにおけるPC利用者とスマートフォン利用者の数が逆転し、スマートフォンからのネット利用者がPCからのネット利用者を上回ると発表したのです。

現在、PCからのネット利用者は毎月0.8%ずつ減少しているが、スマートフォンからのネット利用者は毎月3.5%ずつ増えているのだそうです。

各スクリーンからのインターネット利用者数推移(2013年度)

各スクリーンからのインターネット利用者数推移

引用元)ニールセン「2013年度(2013年4月〜2014年3月)のネット利用動向」

http://www.netratings.co.jp/news_release/2014/04/Newsrelease20140423.html

つまり、スマートフォンを攻略すれば、これまで通常のネットマーケティングではリーチしづらかった主婦層にもリーチできる可能性があるということです。

PCユーザーとは異なる、スマホユーザーのネットへのアクセス方法

さて、スマートフォンの攻略を考える場合、1つ念頭に置いておかなければならないことがあります。
それは、ユーザーの行動パターンが異なるという点です。

PCの場合、ユーザーはまずブラウザを立ち上げて、ブラウザ経由でインターネットにアクセスし、そこからYahoo!やGoogleを使ってキーワード検索をするという流れがありました。

スマートフォンでも同様の流れは多いのですが、スマートフォンの場合、LINEやtwitterといったアプリ経由でインターネットにアクセスしているユーザーが多いということを念頭に置く必要があります。

下記は、スマートフォンにおける視聴率ランキングです。やはり、Android端末のOSを提供しているということもあり、Googleが強く、続いてYahoo!、Facebookとおなじみの顔ぶれが続き、4位にスマートフォンで圧倒的な存在感を示すLINEが登場します。

このランキングを利用時間順に並び替えると、1位はLINEの圧勝で、2位にtwitter、3位Yahoo!、4位facebookと続き、Googleは5位にまで後退してしまいます。

スマートフォン視聴率ランキング(2013年10月)

スマートフォン視聴率ランキング

出典)ニールセン「Nielsen Mobile NetView」2013年10月

引用元)http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmgp/20131230/257728/

視聴率において、GoogleやYahoo!が上位ということは、スマートフォンにおいても、何かモノやサービスを購入しようとする場合、Yahoo!やGoogleによるキーワード検索が重要な存在であり、企業としては、そこでSEOやSEMを駆使して上位表示を行い、自社のスマートフォンサイトに誘導していくことが重要であることに変わりはありません。しかし、より多くのスマートフォンユーザーにリーチしようとする場合、LINEやtwitter、facebookでの露出や口コミも、積極的にチャレンジしていく価値がありそうです。

もし実店舗を構えているのであれば、LINEは絶対に試してみるべきです。

LINEでは、高額な費用が必要な公式アカウントとは別に「LINE@」という安価なサービスを行っています。「LINE@」を使ったマーケティングノウハウ本なども、amazonなどで検索すると何冊もヒットしますので、そういったものを参考にすればチャレンジもしやすいと思います。

参考)http://at.line.me/jp/plan

twitterやfacebookの攻略は基本的にはPCと同様です。
広告も使えるし、広告を使わないのであれば、いかに他人のアカウント(ウォール)で宣伝(口コミ)してもらうかが重要です。

個人で運営しているスクールの場合、広告費なども潤沢には使えないでしょうから、やはりソーシャルネットワークやメールマガジンなどで情報発信をしながら、つながってくれたユーザーに、根気良くコミュニケーションをとっていき、丁寧にパーソナルブランディングをしていくのが王道だと思います。

山浦 仁

山浦 仁 / ウェブラボ株式会社 代表取締役

大学卒業後、大手Web制作会社にてWebディレクターとして数多くの国内大手企業のプロジェクトに携わる。2004年にウェブラボを設立。2007年には中小企業向けのWeb制作ノウハウとCMS機能をパッケージにした「サイト職人CMS」を発表。現在は、中小企業だけでなく大手企業からの引き合いも多く、Webコンサルタントとしても活動中。上級ウェブ解析士。全日本SEO協会認定コンサルタント。

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